おおき日記

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2006/11/10 (金)  矯正の認定医って、なに?
 矯正治療を行っている医院の広告で、”私は認定医とか指導医である”というものをよく見かけると思います。日本矯正歯科学会のホームページを覗いて見ると、”認定医制度は、矯正歯科医療の水準を維持し向上を図ることにより国民に適切な医療を提供するために行われています。 そのために学会は、矯正治療に関して適切かつ充分な学識と経験を有するものを「学会の認定医」としています”と出ています。
 ちなみに私は認定医であり、指導医でもあります。何の自慢をしているわけでもありません。実は、私が大学在籍中に、この認定医制度が出来上がったのですが、その当時は、書類審査のみで、まったく症例を審査することもなく、認定医を取得しました。指導医も15年程度、教育に携わる機関に在籍していると、これもまた、書類審査のみで取得しました。つまり、全く技術、人間性の審査はなかったわけで、その人の矯正の能力を客観的に評価されたわけではありません。現在は、規定では30症例の治療歴を持ち、その中から10症例を選出し、さらにその中から審査委員側から1症例を、自薦の1症例を提出し、その中のたった1症例のみを審査し、良ければ認定医を与えています。ほとんどの先生が合格しております。一方、指導医は一般的に、大学に長く残っている先生が取得しやすく、大学の教授は文句なしに指導医です。
 このように、認定医、指導医は形だけの格付けになっており、患者さんの先生を選択する指標にはほど遠いものだと感じます。ただし、この認定医は矯正治療を行う上での力量の最低ラインであり、この認定医を持った時点が矯正の出発点であり、ここからさらに上を目指してがんばっていくことが重要です。しかし、現実はなかなか、そうは行かず、ほとんどの認定医の技量は、そのレベル甘んじて、停まり、向上していないのが実情です。
 技術も大切ですが、それと並行して、どのような仕事でも、心が大切で、人を大事にする心、手を抜かない気持ち、このような心を持つことが、患者さんに良い治療を提供しようと言う気持ちに繋がると思っています。
 皆さん、肩書きにとらわれないで、自分の目でしっかりと見極めてください。矯正治療だけではありません。何でも同じだと思いますよ。

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