2009/02/10 (火)
オスキー反対!
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先日、九州歯科大学矯正歯科で、教員、学生を対象に、矯正臨床について、話をする機会がありました。内容については、色々考えたあげく、私が大学を退職した後、開業したことで、気がついたこと、今、私が臨床で行っているテクニックのワンポイントレッスン、心構えなど多岐に亘る内容にしました。最後のまとめは、九州歯科大学が今後、栄えるためにはとして、今の学生さんたち、さらに将来入学してくる学生さん達を、大切に育てて、社会に送り出すことだと主張してきました。
実は、その裏には、学生さん達を大切に育てる為には、今の教員がしっかりしろ!と言いたかったのですが。
今、医学部、歯学部の教育に、オスキーというものがあります。これは、診療を行う上での患者さんへの対応を練習するもので、所謂、レストランでの、お客さんへの対応マニュアルです。本人の中身はどうであれ、このマニュアルを忠実に行えば、何となく患者さんには受けが良いと言うことです。でも、その中身は形だけで、まったく、血は通ったものではないのです。
本来は、実際に大学で、先生が患者さんを相手に行っていることを見るだけで、学生達は、しっかりと勉強は出来るはずです。先生方がこの当たり前の対応が出来ていない状況が、このオスキーを生み出したと思っています。もっと教員よ、しっかりしてください!! |
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