2023/06/12 (月)
歯並びの検診
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先日、数十年前から門司の小学生の歯並びについての検診を手伝わせて頂いております。
5年生、6年生の生徒のうち60%には歯並びについてあまり問題がなく、30%はやや問題があり、残り10%には重篤な問題がある傾向にありました。
だからと言って歯並びに問題がある人は必ず矯正治療を行わないといけないということはありません。つまり私から言わせれば、歯並びが悪くても死ぬようなことではないからです(極端な話ですが)。
矯正治療には多くの負担(装置を付けること、ひょっとして抜歯するかも、歯の痛みがあること、月一の来院、2年程度の治療期間、高い治療費など)があり、この負担を乗り越えることは容易ではなく、気軽な気持ちで矯正治療を開始すれば必ず治療が中途半端な形で終わることになります。
自分自身、今の歯並びが気になっている患者さんは矯正治療の困難は容易に乗り越えることは可能ですが、自分自身あまり気にしていないで他人(親や歯科医師から)勧められて来院した患者さんは中々、矯正治療はスムーズに行かないものです。
それで私は余程のことがない限りこちらからは矯正治療を勧めてはいません。その代わりに歯並びが良くなる環境づくりを指導させて頂いています。
今回の検診で気付いたことですが、全体的に小学5年生、6年生の身体が小さくなっているように感じました。特に小学6年生の女の子であれば以前は、かなり背は高買ったような気がしましたが、まるで小学3年生のようでした。コロナの三年間の影響でしょうか?
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