おおき日記

○×日記です。

ホームページ| 最新月全表示
2009年 2月
前の月 次の月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
最新の絵日記
直接移動: 2024年 3月  2月  1月  2023年 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月  2022年 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  4月  3月  2月  1月  2021年 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月  2020年 12月  10月  9月  8月  6月  5月  4月  3月  1月  2019年 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月  2018年 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月  2017年 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  4月  3月  2月  1月  2016年 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月  2015年 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月  2014年 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月  2013年 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月  2012年 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月  2011年 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月  2010年 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月  2009年 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月  2008年 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月  2007年 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月  2006年 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月  2005年 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月  2004年 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月 
2009/02/25 (水)  トータルフィーシステム!
 また、患者さんからの情報ですが、患者さんのお友達が、ある矯正歯科医院で治療を受けて、短期間で、終わったそうですが、素人の自分が見ても明らかに、きれいに並んでいないと言うことです。
 その医院はトータルフィーシステムを採用しています。以前にも、ここで紹介させて頂きましたが、このシステムは、一見、患者サイドに立ったシステムのようですが、実は、人間の心理の落とし穴がありまして、一般には、品物を購入する際、一括で支払った方が、利子も付かず、お得だと思います。しかし、矯正治療では、品物を購入する事とは、明らかに異なります。医療サイドから考えると、一旦、患者さんから矯正料金が入ってしまうとそれ以降の、どんな治療も、お金を取ることが出来ません。もうその患者さんからお金が入って来ないとなる、精神状態は、人間としては、早く、この患者さんの治療を終わらせようと考えるのが常です。その結果として、短期間で、中途半端な治療で終わりがちになります。
 特に先生によって、仕上がりのかみ合わせが、不透明な矯正治療は、患者さんが分からなければ、早く終わらせようと思えば、容易に可能なんです。全ての先生がそう考えているわけではないのですが。人間とはそんなものなんです。悲しいですが。
 そうならないようにするには、いつも患者さんを愛する人、肉親だと思って対応することだと思っています。

2009/02/20 (金)  ゆとりある診療
 最近、医科も歯科も、広告宣伝をする医院が増えて来ています。しかし、私が知っている医科、歯科の病院は、全くと言って広告宣伝をしていません。しかし患者さんは大変多く、やはり病院は口コミが一番なのでしょう。但し、良い治療を幅広く国民に知らせる意味では、宣伝は必要だと思います。ただ、いち医院での、患者さんへの治療の還元には、数の限度があります。一人の医師による治療では、あまり多く来院されても、良い治療は出来ないと思います。かといって代診を雇って多くの患者さんを診ることは、代診の技量の低さから、それだけ治療の質が落ちると言うことになります。
 やはり、しっかりとした治療を行うためには、熟練した医師が、一日、それ相応の患者数を診ることが、良い治療を提供する条件ではないでしょうか。無理をすれば、そのしわ寄せは患者さんに行ってしまうということです。
 ゆとりある診療が、患者さんにとっても良い診療であることを知ってください。但し、医師の技術、心の成熟していることが条件ですが。

2009/02/10 (火)  オスキー反対!
 先日、九州歯科大学矯正歯科で、教員、学生を対象に、矯正臨床について、話をする機会がありました。内容については、色々考えたあげく、私が大学を退職した後、開業したことで、気がついたこと、今、私が臨床で行っているテクニックのワンポイントレッスン、心構えなど多岐に亘る内容にしました。最後のまとめは、九州歯科大学が今後、栄えるためにはとして、今の学生さんたち、さらに将来入学してくる学生さん達を、大切に育てて、社会に送り出すことだと主張してきました。
 実は、その裏には、学生さん達を大切に育てる為には、今の教員がしっかりしろ!と言いたかったのですが。
 今、医学部、歯学部の教育に、オスキーというものがあります。これは、診療を行う上での患者さんへの対応を練習するもので、所謂、レストランでの、お客さんへの対応マニュアルです。本人の中身はどうであれ、このマニュアルを忠実に行えば、何となく患者さんには受けが良いと言うことです。でも、その中身は形だけで、まったく、血は通ったものではないのです。
 本来は、実際に大学で、先生が患者さんを相手に行っていることを見るだけで、学生達は、しっかりと勉強は出来るはずです。先生方がこの当たり前の対応が出来ていない状況が、このオスキーを生み出したと思っています。もっと教員よ、しっかりしてください!!

Copyright © 2004 DigitalNetWorks Corporation. All rights reserved.