おおき日記

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2011/11/24 (木)  市民公開講座!
 お久しぶりです!皆様、お元気ですか?昨日、私を含め北九州市内の3名の歯科矯正専門医で、市民公開講座”歯科矯正ってどんな治療”と題して開催しました。1ヶ月前から北九州市内の全ての小学校3年生から6年生までの学童に3万枚チラシを配布しました。
 私の試算としては、定員130名(イノベーションギャラリー)でしたので、軽くオーバーすると見越していました。それであまり多すぎた場合、断るのをどうしようかと思っていましたが、中々、申込みは増えませんでした。結局、事前登録130名の定員に達したためホットしていました。
 さあ、当日は受付が混乱するだろうと、総動員して待っていたが、意外と受付はスムーズに進行しました。ただ、チラシ配布が1カ月だったにもかかわらず、予約されていない当日申込みの参加者が多くびっくりしました。
 会場は130名中、40名近くが子供達でしたので、1時間講演、1時間シンポジウムの合計2時間を持ってくれるか心配でしたが、みんな静か(寝ていた子もいましたが)に聞いてくれていました。
 内容は富山市からと松山市から2名の専門医、東京から女性医療ジャーナリストの3名の講演と会場の参加者と討論形式のシンポジウムをしました。内容は”後悔しない矯正治療”でしたが、皆さん、祝日も返上して参加して頂いた方ばかりで、本当に熱心に質問されたり、講師の話に耳を傾けておられました。
 私たち北九州市で歯科矯正で開業している専門医は、まったく表に出ることはなく、裏方で頑張りました。
 というのは、私たちがしゃしゃり出て、自分の医院の宣伝などをすると、端から見ると、結局自分たちの医院の宣伝をしているだけではないかと後ろ指を指されるのが落ちです。
 患者さんの歯科矯正治療に対する知識の向上と正しい情報を知って頂く事で、少しでも良い歯科医院を選択する手助けとなるようにこの市民公開講座を開催しました。
 このような活動を全国に、こまめに行っていくことで全国の矯正歯科専門医が存在する意義が出てきて、良い治療が患者さんに提供されることが私たちの夢です!

2011/11/07 (月)  セカンドオピニオンを求めて!
 先月、東京から新患相談で患者さんがお見えになりました。東京から!?私も有名になったもんだ!なんて甘い考えがすこしよぎりました。現実は、東京で矯正治療を行った患者さんが治療後の状態についてセカンドオピニオンを求めて来られたのでした。
 歯を抜かないで歯を並べた治療で、きれいに並んでいますが、咬み合わせは悪く、前歯は前に飛び出して、口唇は閉じにくくなっています。その治療をした歯科医院の院長は、まったく矯正治療の矯の字も知らない先生で、歯科大学からアルバイトを雇って治療をさせる医院だそうです。実際に治療をした先生はアルバイトの先生ですが、この治療の責任はすべて院長にあると思います。
 しかしその院長は、矯正治療は私がしたことではないが、きれいに並んでいるではないかと彼の言い分!しかも治療を始める時に、採る資料(模型、レントゲン、写真など)は無くなったとか、どこかに行ってしまったとか、もう話しになりません。
 間違ってはいけないのは、歯並びが綺麗になってもかみ合わせが悪ければそれは本当の矯正治療ではないということです。
 患者さんは無責任な院長の態度に腹を立てておられ、訴訟まで考えられています。本来、事なかれ主義の日本人としては、訴訟なんてあまり考えられないことですが、それほど心を痛められています。
 今まで、彼女が相談された先生方は、トラブルに巻き込まれたくないと言うことから、この問題の間に入って、問題にならないように、あまり関知しない様です。それで、彼女一人で頑張っておられ、悪くすれば鬱病になる可能性もあります。
 私の役割としては現在の彼女の状態を客観的に示してあげることです。これを元に、訴訟に入るかもしれません。その際、私の名前は出てくることでしょうが、仕方ないことです。彼女の役に立てればと出来ることはやってあげようと思っております。
 でもこのように泣き寝入りしている患者さんは多いのですよ。ただ、矯正治療の善し悪しが死を招くことが少ないので、新聞沙汰にはなって居らず、皆さんの知るところではないと思います。
 

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