|
2026/09/30 (水)
良き師匠を!
|
|
|
大学の先生と話す機会がありました。最近の研修医、先生達は、治療において、面倒な事は避け、シンプルいやイージーを選択する傾向にあり、このイージーさが質の低下が、良い歯科医師を輩出するべき大学の働きを阻害しているのが現状です。
人間は弱い生き物です。あえて難しい事を選ばず、できれば容易な選択肢があればその道に流れていくものです。しかし特に命を預かる医師というものは敢えて自分を厳しく困難な場所に身を置くことも必要だと思います。
そこで一人では難しいならば、周りにいる自分の目標とする診療、人生における良き師匠を見つけることです。その師匠から全てを吸収し、さらにはその師匠を超える医師を目指すことが理想だと思います。 しかし現実、この師匠を見つけることが困難になっています。私も実際、大学に在籍していた頃は、幸い総計できる師匠に巡り合うことが出来ました。今の私があるのは全てその先生のお陰だと心から思っています。
私は50歳の時に、大学を退職し、矯正歯科を開設しましたが、その後の大学には本当の意味で良き師匠は出てこなかったと推察します。その結果、手本になる先生不在の中、年を経るに従って、代々、臨床の質は低下し、モラルも低下し、金の亡者となってしましました。少し言いすぎましたが、これが日本の歯科界の崩壊の大きな原因です。
教育機関としての大学の機能が、正常に働かないことは大変由々しきことです。
また大学での教育に支障を及ぼしていることが、他にもあります。それは人間関係の希薄さから来るパワハラ、モラハラ、セクハラなどです。本来あってはならないものですが、これに縛られることで、先生方は学生さんに対して間違ったことに対して、注意したり、叱ったりすることを躊躇することです。叱られることのない学生さんは逆にかわいそうだと私は思います。たまには先生の行き過ぎた暴言や行動はあるかもしれませんが、愛のある叱責は、教育にとっては必ず必要になってくるのです。
歳をとってわかるのですが、怒られたことが後で、いい思い出として心地よく感じることもあるのです。
大学の先生は恐れずにもっと学生さんを叱ってほしいと思います。それが歯科、医家大学の教育だと思いますが、皆さん、どう思われますか?
|
|
|
|
|